【大腸内視鏡検査】を受ける前に知っておきたい5のこと【モビプレップ飲用】

おみ
先日、大腸内視鏡検査胃内視鏡検査を受けてきました。大腸と胃を同時に診てもらったので1回の検査で済み助かりました。この検査を2回経験して分かったことを紹介します。

 

はっちゃん
初めて内視鏡検査を受ける時は、不安が多いよね!

検査当日の流れ

私の場合、この検査を受けた経緯は、腹部膨満感・便秘・下痢の症状が1か月程度続いたためでした。掛かりつけの消化器内科の先生に相談し、検査の紹介状を書いてもらいました。

大腸内視鏡検査も胃内視鏡検査も4年前に同様の検査を経験しているため、今回は気持ちに余裕をもって望めました。初めての時は不安でいっぱいだったことを覚えています。

検査した病院は大病院で、キレイな内装、ガラス張りの壁、重厚感があり座りやすいソファー、奥にはテレビがある環境でした。おしゃれな喫茶店より落ち着ける充実した環境でした。

8時半に受付を済ませると、さっそくモビプレップ(下剤)、麻酔、ポリープ切除手術などの説明を受けます。モビプレップは梅味の下剤で、わりを飲みやすいです。モビプレップは全部で1000ミリリットルですが、標準は600ミリリットル飲めば便を出し切ることができるそうです。私は前回はなかなか便が出きらず標準より多く飲むハメになったので、今回も覚悟ができています。

 

おみ
おそらく体質なのでしょう。案の定今回も1000ミリ全部飲む結果になりました。

 

最初は15分かけてゆっくりモビプレップ200ミリリットルを飲みます。早く飲むと吐き気を催す人がいるらしいです。その後は10分かけてモビプレップ200ミリリットルを飲み、次に水200ミリリットルを飲むというようにモビプレップと水を順番に飲んでいきます

モビプレップと水を9杯飲んだら、便の状況を看護師に確認してもらいます。私の場合は、今回も延長戦でした。同じ検査をしている方を見ると、9杯(600ミリ)で2人抜け、10杯(800ミリ)で2人抜け、私は最後の1人でした。

 

おみ
後半戦になるとモビプレップの梅味に飽きるのとお尻の痛さで辛かったです。
はっちゃん
お疲れさまでした!

 

ちなみにモビプレップの飲用状況と排便回数を病院指定の紙にメモしていきます。

15分 モビプレップ200ミリ 便意0回

10分 モビプレップ200ミリ 便意0回

10分 水200ミリ 便意0回

10分 モビプレップ200ミリ 便意1回

10分 モビプレップ200ミリ 便意1回

10分 水200ミリ 便意2回

10分 モビプレップ200ミリ 便意1回

10分 モビプレップ200ミリ 便意1回

10分 水200ミリ 便意2回

ここで看護師チェック。休憩

延長 水200ミリ 便意1回

延長 水200ミリ 便意1回

延長 モビプレップ200ミリ 便意1回

延長 モビプレップ200ミリ 便意1回

合格 水200ミリ 便意2回

おみ
以上が私の記録です。

 

11時20分に合格し、12時まで待たされウトウト。そこから検査着に着替えます。その際、貴重品や着替え、金属類は鍵付きのロッカーに仕舞います。金属類は指輪はネックレス・ピアスもすべて外さなければなりません

検査着は、上半身裸に浴衣のような形の使い捨ての上着で、下着はお尻に穴の開いた使い捨てのハーフパンツでした。その際トイレに行ったら、まだ下痢でした。この後はトイレに行くタイミングはないので、このタイミングで油断せずに排便しておきましょう

その後、看護師に中に案内され、椅子に座り、喉用の麻酔のシャーベットを舐めさせられます。全身麻酔を注入するための針を左腕に刺され、その状態で30分ほど待ちました。

麻酔の先生が来て喉に麻酔のスプレーを3噴射され、味がまずいのて勢いが強いので思わずせき込んでしまいました。

そのまま検査室に案内され、先生にご挨拶。指示したがって、着物をお腹までまくり上げ、左を下にしてお尻を突き出してベットに横たわる。首にエプロンを付けられ、口に内視鏡用の猿轡をつけられ、麻酔を注入される。だんだん意識が薄れていく。

看護師に起こされ、気が付いたら検査終了してベッドで寝ていた。何も覚えていない。痛みも不快感もない。その後、先生から診断結果を聞く。今回は、何も問題ありませんでした。ピロリ菌の可能性もなさそうとのことでした。1つだけ問題がありました。内視鏡検査とはあまり関係はないが痔でした。

 

おみ
結果が出てホッとしましたが、次は肛門科に行かないと。

 

検査は1日潰れるので、仕事やプライベートの予定は入れず、丸1日何もできない覚悟でゆっくりと過ごしましょう。

検査の流れをまとめると

8時30分:受付。薬や検査の説明を受ける。同意書など記入

8時50分:モビプレップ飲用を10分ごとに繰り返す(600ミリ~1000ミリ)

9時35分:トイレで排便を繰り返す(10回~14回)

11時20分:便を出し切って看護師に連絡

13時00分:検査着に着替え(最後にもう一度便を出しておく)

13時10分:喉の麻酔スプレー

13時20分:全身麻酔用の針装着

13時30分:検査開始

14時40分:麻酔から目覚める

14時45分:検査結果の説明を受ける

15時30分:妻が迎えに来て帰宅

 

 

検査費用を抑える方法

保険が使える場合(保険診療)と使えない場合(自由診療)があります。保険が使える場合は、1~3割負担で、保険が使えない場合は10割負担になります。治療のための検査であれば保険診療になり、健康診断のような場合だと自由診療になります。

つまり、費用を抑えるためにまずは掛かりつけの病院に行き症状を伝え、内視鏡検査を希望すれば、保険診療で検査を受けることができます。もちろん3割負担でも10割負担でも受けられるサービスは全く同じでので、保険診療の方が断然お得です。

私の場合は、3割負担で11,000円程度でした。仮に10割負担であれば、35,000円程度と考えられます。別途ポリープ切除手術が必要な場合など考えられますので、費用は各病院でご確認ください。

おみ
少し手間ですが、お金には代えられません。

 

検査当日の移動手段と麻酔の使用

麻酔で眠る場合は、その日一日車の運転はできませんのでタクシーや運転代行、家族の送迎を考えておかなければなりません。麻酔を使わない場合は、車で通院しても問題ないようです。

検査の際に、麻酔で眠るかどうかを選択できます。私は麻酔ありを選択しました。麻酔で眠っている間に検査が終わるので起きたら検査結果を聞いて帰るだけです。とてもありがたい。母が胃カメラで嗚咽がつづき大変な思いをしたことを聞いていたため、怖くて麻酔を希望しました。

麻酔を希望する事を病院側から聞かれないこともあるようなので、受付で麻酔希望の旨をあらかじめ伝えましょう。

おみ
麻酔で寝るのがおすすめです。

 

前日の食事に注意

食事は前日の21時以降は絶食です。メニューも消化の良いうどんなどにしましょう。

アルコールも前日の21時以降は控えなければなりません。ポリープ切除など手術が必要な場合に出血の心配があります。なお、水とお茶のみ検査の4時間前までOKです。

仕事の終わりが遅い方や飲み会がある方は、検査日程を変更するなど注意しましょう。

おみ
私は前日の夜に消化が良いと勘違いしてラーメンを食べてしまい妻に注意されました。次回は気を付けます。
はっちゃん
パパしっかり!

 

持ち物を準備する

病院からは特に持ち物は指定されません。必ず必要なものは、保険証とお金です。それ以外に私がおすすめする持ち物は、以下の通りです。

下剤で便を出し切るまでに時間があるので、読みたい本を持っていくとよいと思います。私の場合は、受付から検査まで4時間程度ありました。便意があるのでやや集中力にかける点はご注意ください。

 

  • 赤ちゃんのお尻拭き

何度もトイレに駆け込みますので、お尻がヒリヒリになります。後半はトイレットペーパーではかなり痛く苦痛です。赤ちゃんのお尻拭きなら痛みがかなり軽減されます。病院側で用意してほしいくらいです。持ち運びやすいお尻ふきがおすすめです。

 

  • ボラギノール

お尻拭き同様、お尻のダメージを軽減するために使います。塗れば即効性があるのでかなり楽になります。他人に見られると恥ずかしいのでロッカールームかポケットに入れておきましょう。

 

  • 漏らさない心がけ

これは冗談ではなく、かなり大事なポイントです。通常の下痢のようにお腹が痛くならないので、便意に気づきにくいです。おならする感覚で大量に水状の便が出でますので、くれぐれも漏らさないように注意が必要です。

時々漏らす方がいると看護師さんが言っていました。漏らした状況を想像するとゾッとします。

 

  • 大人のおむつ

私は使用しませんでしたが、心配な方は使用するそうです。

 

 

おみ
持ち物と心がけは結構大事だと思います。

 

まとめ

この記事では、大腸と胃の内視鏡検査の実体験を踏まえて、検査を受ける前に知っていきたい5つのことを紹介しました。大腸カメラや胃カメラが初めての方は不安や疑問が多いと思いますが、これを読めば心の準備も持ち物の準備も万端です。当日はリラックスして受診しましょう。