住宅購入前に知っておきたい家探しのポイントのうち、予算についての各項目を１つずつ解説していきます。
予算を決める
予算内であること
まずは、自分たちの予算を決め、予算内の物件を探します。予算が分からない方は、以下の返済割合を参考にして下さい。
予算を超えた物件を見てしまうと、高いだけあって魅力的な物件が多いものです。当然のことです。金額が大きいので金銭感覚がマヒしてしまいます。
私自身「予算プラスたった500万円でこんなに良いところに住めるなら予算を上げようかな」なんて感覚に陥りました。でも冷静に考えてください。500万円は安くないですよ。
返済割合20％以内であること
返済割合とは、年収に占める住宅ローン返済額のことです。
例えば年収600万円で返済割合20％であれば、600万円×20％=120万円、つまり月額10万円以内の返済であれば、返済割合20％以内ということになります。
金融機関の審査基準は返済割合30％～35％と言われていますが、これはお金を借りれる限度額であり、返済できるかどうかは金融機関は考えてくれません。
つまり自己責任です。思った以上にローンが通ったとしても、返済に苦しむ生活なったり、返済できずに破産なんて事にになりかねません。
返済割合20％以内にするのが現実的です。
自分の評価額より割安であること
一番良いのは時価がわかることですが、不動産屋さん以外はなかなか時価が分からないことが多いです。
そこで私は、「路線価」と「建物の標準的な建築価額表」を使って物件を評価し、割安な物件を探しました。
路線価とは、国税庁が発表している土地の価格の目安です。建物の標準的な建築価額表とは、国土交通省のデータをもとに工事費予定額を算出したものです。
なお、間口の広さや土地の形や立地条件などで土地の価値は変動しますのでご注意ください。
あくまでもも参考価格です。気になった物件はこの方法で評価しておきましょう。
